【スポーツインフォメーション堺 Vol.14】
●すぽーつわんだーらんど
・ねんりんピック ウォークラリー交流大会に参加して 
(財)日本レクリエーション協会公認指導者グループ
第15回全国健康福祉祭ふくしま大会が、10月15日(土)~22日(火)までの4日間開催されました。
ねんりんピックは、高齢者の国体とも言われ、満60歳以上の方々9800人の参加者がありました。「ほんとうの空に輝けねんりんの輪」をテーマに、福島県下24の市町村がスポーツ・文化の交流大会23種目の会場となりました。
2年前に大阪府かで開催の時は、全国の方々をお迎えして、私たちはウォークラリーのコースづくりから大会を運営いたしました。今回はレクリーダー仲間5名で、5月の予選会を経て大阪府代表としてウォークラリー交流大会に参加いたしました。
日本で誕生したウォークラリーとは、『交差点や分岐点そして建物等はすべて記号のみで記載されたコース図に従って、課題を解決しながら、グループで歩き、時間得点と課題得点の合計点で競う野外ゲーム』です。
会場は、福島県の南西部で栃木県の県境にあたる田島町での開催、約90%を山林原野が占め、標高1000m級の山々が連なり、自然あふれる町での大会でした。
スタート、ゴールの会場は、河川敷公園広場で、各府県チームには、地元の高齢者の方々が1人ひとりついて、競技以外は会場内の案内、誘導などをしていただきました。スタートは、一分間隔で、地元で古くから、伝わる太鼓の演奏に送られてコース上へ。
少し曇り空の下、全員コースの入ったゼッケンをつけて、コマ地図を手に元気に出発する。歴史資料館をめぐり、林の中や美しい川沿いと変化に富んだコース、途中の課題に挑戦、また、途中のポイントでは、地元のボランティアの方々によるお茶やお菓子の接待がありました。
この競技は、主催者が定めた所要時間より、速くても遅くても減点になるので、グループで相談しながら歩き、2時間程でゴールできます。
閉会式では、歓迎アトラクションが数々あり、中でも地元で約800年からの歴史のある大屋台での子ども歌舞伎「絵本太功記十段目」は、とても小学生たちによる上演とは思えないほどの素晴らしい演技で印象に残っています。他府県からの参加者、また、地元の多くの方々との交流ができたことも大変よかったです。
大会後は、猪苗代湖が眼下に、周りの山々が紅葉でとても美しい景色をカメラに収め、楽しい思い出の多い4日間でした。