【スポーツインフォメーション堺 Vol.4】
●すぽーつわんだーらんど
ウォーキングサークル堺を歩く
日置荘西小学校前の道を車で走っていたら、横断歩道で信号が変わるのを待っていた『おばちゃん軍団』に出会った。30名以上のオレンジ色のおそろいのポロシャツ、セカンドポーチ、リュックや水筒を身につけ堺市内を縦横無尽に歩きまわる、ウォーキンググループである。
3年前の土師町秋のハイキングで、当時町会の役員をしていた新島陽子さんが、堺の道を歩いてみようという計画を立て、てくてくろーどを歩いた。それが好評で、一度きりで終わるのはもったいないし、堺に住んでいて堺のことをあまり知らない人が多い。そんな経緯があり、2年前(平成9年)4月『あるこう会』というウォーク活動が正式に発足した。毎週土曜日に弁当・水筒持参で公民館前に9時集合。四季折々に、4月は桜、5月はつつじ、しょうぶなど、花を見て季節を感じ、「広報さかい」などにのっている情報も活用し神社仏閣をもコース内に組み込む。夏にはバーベキュー、そして盆踊りもみんなで覚えて町内や深井小学校で行われる中支所フェスタなどのおどりに参加する。すもうの時期には大阪場所の稽古も見学。堺にある工場やゴミ処理施設なども見学コースの一つ。秋には観音寺のもみじや、滝谷不動にも足をのばし。正月には今年も無事歩けますようにと百舌鳥八幡宮、出雲大社大阪分祀、野々宮神社、鳳大社や住吉大社、方違神社や家原寺をコースに選んで歩く。
毎週のことだし健康が第一なので、あまり無理をせず遠いところへ行った時には帰りはバスや電車に乗って帰っても良い。長く続けられるように、各自のペースを守り、危険はさけ車の少ない裏道を選んで歩く。もちろんスポーツ保険にも入っている。
昨年、メンバーの共通の目標であった天の橋立の松林を日帰りで歩いてきたそうだ。現在は、30歳から72歳、平均40歳ぐらいで、現在会員は41名である。
町で同じポロシャツの『おばちゃん軍団』を見かけたら、一度声をかけてみよう。

キラリと光るジュニアレスリング
“レスリング”これまでオリンピックでは日本選手の活躍がテレビで放道され存在感のある種目です。ところがレスリングができる場所はあまり多くはありません。
ここで紹介する『堺初芝ジュニアレスリングクラブ』は全国大会でも上位に食い込むほどの選手がいるチームです。
このクラブは初芝体育館のジュニアレスリング教室が拠点となってできました。
初芝体育館のジュニアレスリング教室は火曜コースと木曜コースがあり、午後7時から8時30分までの練習に幼児から中学生までが参加しています。
堺アマチュアレスリング連盟のメンバーが指導員で近畿大学レスリング部の監督でもある連盟会長の岡本邦彦さんを中心に、若くてパワフルなコーチが指導にあたっています。
教室をちょっと覗くと、幼児や女の子も多く、雰囲気がとても明るく楽しそうです。小さい子どもたちもお上級生に混じってのびのび練習していました。
指導員の岡本さんは「レスリングは粘り強さが要求される競技です。また、仲間と一緒に練習する上で協調性や他人への思いやりなどが非常に大切です。さらにタックルなどの攻撃の練習では積極性が、相手の動きを考えての攻防には研究心が必要になります。子どもたちはレスリングを楽しむ中で知らず知らずのうちに、体力と共にこれらの能力も向上させていきます。」と話しておられます。
『堺初芝ジュニアレスリングクラブ』の戦歴は後述のように好成績です。これは子どもたちの個性にあった指導や日頃からの関わりが実を結んだに違いありません。岡本さんはさらに「普段の教室の練習のときも試合に出るときも、保護者みなさんの協力がこのチームを育ててくれています。」と話してくれました。
男の子も、女の子も、ぜひ来てください。見学も大歓迎です、お待ちしています。
 
平成10年度の大会での成績は次の通りです。
・3月高槻大会
第1位・2人  第2位・3人  第3位・1人
・5月府民大会
第1位・1人  第2位・2人  第3位・6人
・7月全国大会(北九州で)
第3位・松江ちか子
第5位・北野由貴
・9月寝屋川大会
第1位・3人  第2位・4人  第3位・3人
・11月関西少年大会
第1位・1人  第2位・2人  第3位・4人
・12月茨木大会
第1位・3人  第2位・7人  第3位・2人
以上が入賞者の数です。12月の大会では、全員3位以内に入賞しました。本年は、7月末に秋田県で全国大会があります。上位入賞者を多数出すようにがんばっています。