本文へスキップ

堺を元気に! 公益財団法人堺市教育スポーツ振興事業団

寄稿きこう

寄稿 No.1

政令指定都市堺市における生涯スポーツ社会の実現に向けて
「官と民との協働の体系」の確立に向けて期待される財団法人堺市教育スポーツ振興事業団の役割

大阪教育大学 教授 赤松喜久

 長年に亘り政令指定都市に向けてご努力をされてきた方々のご苦労が結実し、政令指定都市堺市が誕生することをお祝いするとともに、ご関係各位の真摯のご努力に改めて敬意を表させていただきます。歴史と文化の薫り漂う文化都市、海外交易の拠点としての経済都市等、多方面に亘ってわが国の中核的な役割を果たしてきている堺市が、いよいよ政令指定都市として新たな幕を開けることとなります。
 現在、堺市では「自由都市・堺 ルネサンス計画」の策定が進められており、その中で、大阪府との協調や圏域各都市との連携を図るとともに、都市活力を一層高め、経済、文化・学術、交流などの面で拠点性を発揮することによって、近畿圏の拠点都市として発展し、圏域全体の発展に貢献するという方向で検討がなされています。
今日の日本の社会は、郵政民営化に象徴されるように、官と民との新たな協働の体系づくりが重要な課題の一つとなっています。施策の効率化は市民にとっても歓迎されることです。しかし一方で、行政の施策展開にあっては、すべての市民に対する公平な施策展開が必要不可欠となってきます。スポーツに焦点を当ててみると、スポーツは本来、自発意思に基づく自由な活動ですから、各人の興味や関心に応じて各人が自由にスポーツを楽しめばよいという考え方が成り立つ側面もあります。しかしながら、個々人の適性に応じたスポーツとの継続的な関わり、そこでの人間的な輪の広がりは、人間としての健康の保持や生きがいづくり、そして、明るく活気に満ちた地域づくりによりよく機能するものです。そのようなスポーツのよさを市民みんなのものにしていく行政努力は、政令指定都市堺市の都市基盤整備においても重要な意味をもつものと考えられます。
これからの堺市における生涯スポーツ社会を実現していくための基盤整備として、大阪の、さらには、西日本のスポーツの殿堂となるナショナルトレーニングセンター等の拠点施設の整備、市内開催スポーツイベントのさらなる整備・充実、総合型地域スポーツクラブ育成等が推し進められることが重要になってくるものと考えられます。そのような基盤整備のためには、市民、NPO、企業、行政など地域の主体がよりよい協働関係を築いていくことが大切となります。そのような協働関係を誘発し、市政方針に則した生涯スポーツ社会の実現に向けた行政努力を実質的で実り多いものにしていくためには、安定した組織基盤を有する実行組織が必要です。財団法人堺市教育スポーツ振興事業団では、すべての堺市民を対象とした施策展開という立場から、生涯スポーツ社会の実現に向けて、精力的に諸種の事業を展開してきています。今後は、政令指定都市堺市における生涯スポーツ社会の実現に向けて、市内のスポーツ振興はもとより、大阪、近畿圏、西日本、そして、日本のスポーツ振興に貢献しえる事業展開を視野に、さらに強力に事業を推し進めていく必要があるものと考えます。今回、市民に親しまれるスポーツ関連情報サイトを目指して開設された「さかいエスパ」もそのような考え方に基づく取り組みの一つといえます。財団法人堺市教育スポーツ振興事業団が、地域の各主体の“よさ”を総合しながら、関西スポーツ文化の復権に政令指定都市堺市が大きな貢献をなしえるような仕組みづくりに向けて、関係機関との連携・協調のもと、さらに強力に事業を推し進めていただくことを期待してやみません。




公益財団法人
堺市教育スポーツ振興事業団

〒599-8123
大阪府堺市東区北野田1077
アミナス北野田3階

TEL 072-294-6111(代)

FAX 072-237-6001