【スポーツインフォメーション堺 Vol.3】
●すぽーつわんだーらんど
みんなおいでよ小学生!いっしょにバレーボールやろうよ!
堺の小学生バレーボールの取り組みは、1981年にバレーボールの普及と少年少女の心身の健全育成を目指し、4団体の参加で始まりました。
現在のチーム数は8団体、約10年前のピーク時には17団体にまで増加しましたが、残念なことに最近は少子化等の影響で減少してきています。
そんな中で、2年前に堺の東百舌鳥チーム(男子)が全国大会へ進出し、ベスト16まで勝ち進みました。子ども、指導者、保護者そして関係者が、心と力を合わせて獲得した『心温まるふれ合いの結晶』でした。
チームワークが高まったときの、目には見えない心のつながりと感動は、バレーボールの最高の魅力だと思っています。私たち指導員は、この体験をより多くの子どもたちが味わえるようにしたいと考えています。
現在堺では、バレーボールがしたいけど近くにチームがない、指導者がいない、練習する場がない子どもたちのために、様々な取り組みが行われています。
その一つは、初心者でも安心して参加できる小学生サタデーバレーボール教室が、(財)堺市教育スポーツ振興事業団主催により毎月2回土曜日に、家原大池体育館(71-1718)で行われています。参加費は1回100円で、当日も受付しています。
また小学生バレーボール連盟では毎年、新日鐵杯、連盟杯、種目別、新人戦などの大会を実施しています。それ以外に、ミニソフトバレーボール大会(年2~3回)を開催するなど、より多くの小学生にバレーボールの楽しさを知ってもらうために、活動しています。

堺にあった小学生トライアスロン
先日、堺の三木閉にある春日井スイミングスクールにおじゃましました。個々では全国に先駆けて、通常のスイミングプログラム以外に、コーチの意向によってスイミングの生徒の希望を対象に『小学生トライアスロン』に取り組んでおられます。7月5日の兵庫大会には、1位から5位の入賞者を出し、今までの大会でまけ知らずのプレーヤーもいるとのこと。
トライアスロンといったら、水泳・自転車・マラソンの3種目あるし『しんどい』というイメージがありましたが、話をうかがって、とても新鮮な楽しさが伝わってきました。大会によってルールや距離が異なります。ちなみにこの大会では、水泳150メートル、自転車5キロメートル、マラソン1キロメートルで、思っていたほど長い距離ではありませんでした。
また、自転車を指定された場所に置かなくてはならず、1台分でも間違えると失格になります。服装やゼッケンの規定も厳しく、着替えもするので急ぐあまり、水泳から自転車に移る時点で靴が素早く履けなかったり、服の前後を間違えて着てしまったり、思わぬハプニングが起こるそうです。自転車やマラソンの練習は、月に6回、少し離れたところへみんなで移動。鬼ごっこなどの遊びを取り入れ、またハプニングに対応できるようランニングの中にゲームを入れたり、プール内で着替えをするなど、コーチは練習内容をいろいろと工夫されているようです。
最後にコーチの宮川さんは、「トライアスロンをしていると、種目によって使う筋肉が違うので、水泳以外の能力が発見できます。また3種目あり、距離が長くなることによって、単一種目で短い距離に比べ、努力で向上する可能性が大幅に拡がり、子どもたちにより多くのチャンスが与えられます。」また「保護者は子どもたちの顔を見ながら応援できるので楽しいでしょう。」と笑顔で語ってくださいました。
スイミングスクールには、大人のトライアスロン選手も参加されています。子どもから大人まで楽しめる『トライアスロン』の今後が楽しみです。