【スポーツインフォメーション堺 Vol.5】
●ヘルス インフォメーション
健康と運動について
年齢や性別によらず、私たちは各種スポーツも含めて、いろんなかたちで「運動」というものにかかわっています。
競技として、趣味としてあるいは、ストレス解消として「運動」の目的は多種多様です。また、日常生活の中で体を動かすことが自然と「運動」になっていることもあります。
ただ、「運動」と「健康」ということについては、漠然と「運動=健康」と考えていませんか?場合によっては必ずしも「運動=健康」とは限りません。
今回は中年(一般的に年齢30歳代半ば以降)の方の「健康」のための「運動」についてのアドバイスです。
 
「健康」のために守ってほしい3つのポイント
①自分にあった運動を見つける
人はそれぞれ体力や生活習慣が異なります。自分の「健康」にとって最適な運動を選んで行いましょう。
②適度な強さで行う
「健康」のためには強過ぎても弱過ぎても良くありません。安全かつ有効な強度(負荷)で行いましょう。
③楽しんで継続して行う

「健康」のためとはいえ負担になっては長続きしません。余裕をもって継続して行いましょう。
以上のポイントを踏まえて、いくつか「運動」例をご紹介しましょう。

【体がかたい(柔軟性が乏しい)人】
散歩の後やお風呂上りの体が暖まっている時に、10分間のストレッチング。毎日でも結構です。

【太りすぎて困っている人】
消費エネルギー(カロリー)が多く、あまり激しくない「ウォーキング」をまずは1日30分。
体脂肪が燃焼しやすいので、「最近お腹の出っ張りが気になって…」という方にもおすすめです。

【筋力アップしたい人】
アスレチックジムやその他の運動施設で、適切な指導の下に筋力トレーニングも結構です。また、家で器具を使わずに簡単にできる運動もあります。週に2回程度を目標に頑張りましょう。

健康Q&A

Q: スポーツで足首を捻挫した場合、応急処置はどうすればよいでしょうか?

A: これは、外傷、障害の初期治療の原則である、Rest安静、Icing水冷、Compression圧迫、Elevation挙上、のそれぞれの頭文字をとって呼ばれている応急処置で、怪我の諸症状(腫れ、痛み)を軽減します。まずは、捻挫した足首を動かしたり体重をかけたりせず(R)安静にし、弾力包帯やテープを巻いて(C)圧迫し、アイスパック等で患部を(I)冷やし、足首を心臓より(E)高く保持します。
捻挫に限らず、一般的な「怪我」の直後にRICE処置を行ったかどうかは、その後の怪我の回復にかなり影響します。ただし、足首の捻挫もひどい場合は、靭帯損傷や骨折を伴うケースがありますので、痛みや症状等必要に応じて、必ず医師の診断を受けてください。あくまでも素人判断は禁物です。